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ウィズダム・オブ・クラウド(群衆の知恵)を徹底活用! 複数の競合サイトのキーワードから、コンテンツマーケティングを強化する方法 パート1

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「三人寄れば文殊の知恵」といいますが、コンテンツマーケティングにおいても、自社だけでなく、競合分析を通じてより広い視野から改善のアイディアを得ることは、非常に重要です。

今回のタイトルになっているウィズダム・オブ・クラウド(群衆の知恵)も、まさにそうした概念です。

今回は、ウィズダム・オブ・クラウドの考え方をいかにコンテンツマーケティングの改善に活かしていくか、seoClarityのキース・グッド氏のコラムからご紹介します。

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みなさんは、「我々の誰一人として、我々全員には勝らない」(三人寄れば文殊の知恵)という格言をご存知ではないでしょうか。頭がよく、世間的に天才とみなされ、私たち一人ひとりに比べ優れている人であっても、普通の人が力を合わせればそれを上回ることもできる、ということです。

これはネットの分野にも当てはまります。たとえばキーワードの順位について、多くの企業では社内で作成したキーワードリストによって達成度を測定しようとします。また、自社製品や業界へのメッセージなど情報発信を行う際もPRに関する自社が持つコンタクト先に依存しています。また、コンテンツ戦略を立てる際も、あるトピックについて自社が分かる範囲にとらわれがちです。

そしてここで別の格言が思い浮かびます「我々は、自ら知らざるものを知ることはできない」と。今回は3回シリーズとして、群衆の知恵をどのように活用し、キーワードやコンテンツに関して競争力をつけ、勝機を見出すかお話したいと思います。


群衆の知恵とは何か

三人寄れば文殊の知恵と言うように、複数の企業やウェブサイトを見ることで、一つの企業や一つのウェブサイトだけを見るよりも、より広範にわたるキーワードの広がりをつかむことができます。

同じく、複数の企業のPRやソーシャルメディア/情報発信チームについて見ていくことで、自社だけで行った場合に比べ、業界内のオピニオンリーダーやライター、報道機関のより網羅的なコンタクト先リストを得ることができます。群衆の知恵とは、独力だけで取り組むことの限界を認識することなのです。 自社のキーワードについて考えてみましょう。おそらく多くの場合、定期的に順位を追っているキーワードリストがあるのではないでしょうか。おそらくこのリストは担当者やチームが自社のビジネスを最も正確に体現していると考えるものを含む形で作られ、改良されてきたことでしょう。しかし、業界に関するあらゆる語句について、自社がビジビリティを有しているか、ご存知でしょうか?

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上の図から、ある競合がランク入りし、自社がランク入りしていないキーワードは、おそらくブランドワードだろうと容易に推測できると思います。ある企業やサイト特有のワードは自社でそのまま使ってよいものばかりではありません。しかし、2つ以上の競合がランク入りし、自社がランク入りしていないキーワードはどうでしょうか?上の図では、グリーンとブルーに共通し、イエローに含まれないものになります。これらは自社が取り切れておらず、また自社で取り組むことができるチャンスを意味しています。

自社だけで考えたビジネス理解から、集合知を含めたものへと拡張することで、より大きな成功を収める可能性は指数関数的に増えていきます。それではいったいどのようにすればこの驚くべき情報源を取り入れることができるのでしょうか?

幸いなことに、seoClarityのユーザーであれば、ドメイン比較機能を利用し、最大2つの競合を比べ、現状がどのようになっているかを確認することができます。seoClarityが定期的に推移を追っている1億2,000万ものキーワードの中から、各ドメインがどの程度のキーワードでランク入りし、どの程度オーバーラップしているか、管理画面から確認することができます。 

ここではスポーツ用品業界を例にとり、具体的に見てみましょう。スポーツオーソリティ、ロードランナースポーツ、そしてディックススポーティンググッズを比較してみていきます。

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スポーツオーソリティと、ディックススポーティンググッズ、ロードランナースポーツについてドメイン比較を行った場合、業界においてディックススポーティンググッズがいかに優位か、非常にはっきりと見て取れます。

スポーツオーソリティはこれらのキーワードについて、非常に多くのデータを得ることができる可能性があるものの、リストの大部分はブランドワードに関連したものかもしれません。より重要なのはディックスとロードランナースポーツに共通していて、スポーツオーソリティが取れていない22,982個のキーワードです。

 このようにドメイン比較機能を利用することで、スポーツオーソリティは有望なキーワードを見つけることができ、それらを踏まえたコンテンツ戦略を作っていくことが可能にな ります。

今回のまとめ

見てきたように、このような競合分析のアプローチによって、自社の属する業界の理解を広げ、ユーザーに対しより包括的なコンテンツを作っていくことができるようになります。

本シリーズですが、次回は私が“より大きなウィズダム・オブ・クラウド”と呼んでいるものを取り上げていきます。タイトルからお分かりのように、内容はより大きな価値のあるものになる予定です。

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いかがでしたでしょうか?

自社に加え、競合も含めた「ウィズダム・オブ・クラウド」(群衆の知恵)を活かして自社のコンテンツマーケティングを強化することの重要性の一端をご覧いただけたのではないかと思います。

また、弊社ではseoClarityを活用したSEO施策の強化・サイト改善を積極的にご支援しています。今回取り上げた競合サイトとの比較を通じたキーワード分析手法などについてご興味をお持ちの方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。

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