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【はじめてWEBサイト担当者になった人向け!】ABテストのPDCA ~その3~

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前々回のコラムからABテストのPDCAについてご紹介しています。
はじめてWEBサイトの担当者になった方向けに、なるべく噛み砕いてお伝えしていますがいかがでしょうか?

前々回のおさらい

前々回は「どのページで施策するかを考える」について書き、
前回は「どんな施策をするかを考える」について書いてみました。

そして今回のテーマは「施策が実施できるようにツール上で設定する」についてです。

まずはおさらいですがABテストのPDCAは以下のようになります。

(1)どのページで施策をするか考える。

(2)どんな施策をするか考える。

(3)施策が実施できるようにツール上で設定する。

(4)施策開始後は日々レポートの信頼度を確認する。

(5)信頼度が一定の基準に達したらチャンピオンを決める。

(1)に戻る

これが基本的なPDCAの流れでした。

前々回のコラムでは「(1)どのページで施策するかを考える。」にフォーカスし、施策すべきページを3つ記載いたしました。

その3つのページとは、

1つ目、PVが多いページ(だいたいはTOPページ)。
2つ目、CVに貢献しているページ(解析ツールを使用して見つける)。
3つ目、フォーム(CVするユーザーが必ず通るページ)。

でした。

これらのページでABテストを実施しCVRを上げる事ができれば、サイト全体のCVが増えていく事をお伝えしました。

前回のおさらい

また、前回のコラムでは「(2)どんな施策をするか考える」にフォーカスし、以下のような施策が比較的効果が上がりやすいとご紹介しました。

TOPやLPの場合は、

  • ファーストビューのテスト(キャッチコピー・画像・デザイン)
  • コンテンツの入替テスト
  • コンテンツの長短テスト
  • ボタンの文言テスト
  • ボタンの色テスト

フォームの場合は

  • 記載する項目の数をテスト
  • 必須と任意の位置関係テスト
  • 必須項目の背景色テスト
  • 任意項目の背景色テスト
  • 確認ボタンの色テスト
  • 確認ボタンの文言テスト
  • フォームの上部に画像を挿入するテスト

などをご紹介しました。

ツールって何?

前置きが長くなりましたが、

今回は「(3)施策が実施できるようにツール上で設定する」についてお話したいと思います。

そもそもツールとは何でしょうか?
IT用語辞典には「プログラム作成に補助的に用いられるプログラムのことである。」と書いてありました。なかなか難しい書き方ですね。

あくまで私なりにこれを噛み砕いてみますと、「WEBサイトをより効果的に運用するためにお手伝いしてくれるプログラム」となります。

WEBサイトの解析のお手伝いをしてくれる「Googleアナリティクス」や、WEBサイトの広告配信のお手伝いをしてくれる「アドワーズ」、フォームの最適化をお手伝いしてくれる「EFO」などがツールと呼ばれるものになります。これらのツールは全て管理画面を使って運用します。IDとパスワードを入れてログインし、その管理画面上で色々な設定を行ってWEBサイトをより効果的に運用していくのです。

LPOツール

これらのツールと同様にWEBサイトのABテストをするためのツールが存在します。「LPOツール」と呼ばれています。

現在、ABテストを実施するための「LPOツール」はたくさんあります。
サイトデザインや仕様はそれぞれで違いますし(仕様とはルールみたいなもの)、設定方法も異なってきます。どのツールが一番優れているかというものは特になく、個人によって使いやすさが変わってくると思います。

弊社では主にデータアーティスト株式会社さんの「DLPO」というLPOツールを使用して、お客様のサイトのABテストの運用をしています。

管理画面が非常に見やすく、とても使いやすいツールです。

ABテストの単位をキャンペーンと呼ぶのですが、各キャンペーンが現在稼働中か稼働中でないのかがひとめで分かったり、各キャンペーンにメモを残す事ができるのでスタッフ同士での共有が非常にしやすかったりと、使う側の事を考えて丁寧に作られたツールなのです。

また、

「地域ごとや時間ごとのセグメント別にABテストが実施出来たり」「そのセグメント毎にABテストのチャンピオンを配信出来たり」と機能面でも他のLPOツールにはない強みを持っています。

ツールの運用は手間がかかる

この素晴らしいツールを使って私達はお客様のWEBサイトのABテスト運用をしているのですが、そもそも何故お客様自身でツールを運用するのではなく、我々が運用を代行させて頂いているのでしょうか。

これは時間(工数)の問題です。

実はABテストを1つ実施するだけでも、数週間から1ヶ月の準備期間が必要となります。

AB テストするページにタグを入れたり、テストパターン用のクリエイティブ(テストパターンを配信するためのhtmlなど)の登録をしたり、それらを元に細かいキャンペーン設定を行い、1つ1つABテストがきちんと実施できるかの動作確認をしたりしています。もちろん、テストパターンが多ければ多いだけ、その テストパターン数分のクリエイティブ登録が必要ですのでたくさんの時間を費やすことになります。

この大変な設定作業をお客様自身がするのはあまりにも多くの時間を取られ過ぎてしまうのです。私達はお客様にはお客様自身の大切な本業に力を入れて頂きたいと思っています。そのため、我々が黒子となって設定の代行を行っているのです。

もちろんお客様自身で「LPOツール」を運用されることはそれはそれでとても良い事かと思います。

しかし、前述しましたようにツールの運用はかなりの時間と労力が必要となります。「LPOツール」をご利用される際には、ぜひ我々のようなツール運用代行のスペシャリストにお任せ頂ければと思います。

【重要】設定を代行するだけではない弊社のコンサルティング

ここまでツール設定代行の話にボリュームを割きましたが、弊社のコンサルティングはこの設定代行だけにとどまりません。むしろ設定代行以上に特徴的(=強み)なのがコンサルティングの部分になります。

どんなコンサルティングかと言いますと、実は本コラムで何度もご紹介している下記(1)~(5)のプロセスこそが弊社のコンサルティングです。

単に設定の代行ではなく、「施策案を考え、運用を行い、更に新たな施策案を考え実行し、お客様のサイトのCVRを上げていく。」この一連のPDCAこそが弊社の一番の強みになります。

※下記(1)~(5)のPDCAを回していることが弊社の一番強み。

(1)どのページで施策をするか考える。

(2)どんな施策をするか考える。

(3)施策が実施できるようにツール上で設定する。

(4)施策開始後は日々レポートの信頼度を確認する。

(5)信頼度が一定の基準に達したらチャンピオンを決める。

(1)に戻る

施策が思い浮かばない、設定の手間を減らしたい、うまくPDCAを回したいというお客様はぜひ一度ご相談ください。


次回は「(4)施策開始後は日々レポートの信頼度を確認する」をお話しさせて頂きます。

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