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SEO戦略を見直したい   ~プランニングを始める時のポイントとは?~

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インハウスSEO担当者向け:SEOコンサルタントが行っている分析のコツ

 【手動作業時間の目安】 約3時間

【ツールを活用した出力時間】45秒

自社を取り巻く状況や社内事情など様々な理由でSEO担当者の方は、自社のSEO戦略の見直しを検討されていることと思います。ではどこから取り組んだらよいのか?今回はSEO戦略を見直す際の手順とポイントをご紹介します。


▼SEO戦略を見直すタイミングは?

では、どういった時にSEO戦略の見直しが必要なのでしょうか?
主なタイミングは下記のようなものになります。

  • サイトで扱う商品・サービスが増加、または変更になった
  • 前回策定時から一定期間が経ち、競合と差が縮まったか、開いたか改めて把握したい
  • サイトのリニューアルが予定されており、状況の変化が予想される
  • 前任者からSEO業務を引き継いだので、良いところは受け継ぎ、不足しているところは改善したい

こうした時にSEO戦略を見直すことは非常に有益です。


▼SEO戦略の見直し手順

では具体的にはどのような手順で行ったらよいのでしょうか?

主な手順は以下のようなものになります。

1.    自社がどのキーワードで上位を取れているのかを調査

2.    キーワードから想定流入はどの程度かを調査

3.    1,2をマッピングし、自社と競合の強み・弱みを分析

4.    結果を分析し、自社サイトの改善施策をまとめる


▼競合とのポジショニング分析の一例

 上記の見直し手順でデータをまとめると、下記のようなバブルチャートを作成することができます。これを元にして競合とのポジショニング分析を行うことで、自社の位置づけや当面マークすべき競合が明らかになります。

下記の例では、縦軸を想定流入数、横軸を上位表示キーワード数とし、分かりやすくなるよう円の大きさは想定流入数の大小を表しています。

自社サイトがより多くのキーワードで上位表示されている場合は、自社のコンテンツがユーザーや検索エンジンから内容が評価されているとみなすことができます。

また、想定流入数が大きい場合は、検索ボリュームの多いキーワードで上位が取れている、あるいは検索ボリュームがあまり大きくない代わりに、数多くのキーワードで上位が取れていることが推測されます。

下記のサンプル図が示すように、自社が右上(上位表示キーワード数…大、想定流入数…大)に位置している場合、多くのキーワードで上位表示できており、想定流入も多いと考えられます。この状態では、検索ボリュームが大きいキーワードについても高い検索順位が取れていると考えられます。

反対に、自社が左下に位置している場合は、上位表示できているキーワードが少なく、そのキーワードも検索ボリュームが大きくないことが予想されます。

このように、競合とのポジショニングをしっかりと行うことで、自社が置かれている状況を把握することができます。

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・分析パターンA : 競合の一部が飛びぬけて強いパターン

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では、ここからは具体的な状況を想定して見ていきましょう。

上記では、競合が想定流入数・上位表示キーワード数で圧倒的な状況になっています。

自社がチャレンジャーの立ち位置の場合、優先順位をつけ、勝てる領域から対応していくことも重要です。

たとえば、自社が比較的上位を取れていて、想定流入数が大きいキーワード・コンテンツから改善を加えていきます。上位競合とサイト規模も大きく異なる場合は、規模や状況が近い競合サイトを主なベンチマーク先としたほうが、改善点が見出しやすい場合が多いです。


・分析パターンB : 上位表示キーワード数は取れているが、想定流入数が小さい場合

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上記の図の自社は、上位表示キーワード数は競合よりも多いものの、想定流入数は小さい状況です。

自社のコンテンツは上位を取れる潜在的な価値をもっていると考えられ、より想定流入数が見込まれるキーワードで 内部施策の改善などを進めることで 、サイトへのトラフィックの向上が見込めます。

  

・分析パターンC : 上位表示キーワード数は少ないが、想定流入数が大きい場合

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上記の図では、自社の上位表示キーワード数は少ないものの、想定流入数は取れている状況です。

想定流入の取れるキーワードで上位が取れていることが予想されます。この場合は、より広範囲のキーワードに対応し、上位表示キーワード数を伸ばしていくことで、トラフィックの増大につなげていくことが見込めます。

  

そのため、競合が取れていて、自社が取りこぼしているキーワードがないか、キーワードの比較分析を行うことが重要になります。


▼SEOのポジショニング分析の一般的な手順

 上記の分析は各種ツールを使って行うことが可能です。

  1.  検索ボリュームを調査(Googleキーワードプランナー)
  2.  自社順位を調査(順位測定ツールを利用)
  3.  競合順位を調査(順位測定ツールを利用)
  4.  想定流入数を計算(平均的なCTRを掛け合わせて算出※)
  5.  想定流入数、上位表示キーワード数をもとにグラフを作成

※CTRについては、各種調査データの数値をおおよその参考値として使うこともできます。

seoClarity社も2014年にクリック率調査を行っています。
【調査結果】Google検索順位クリック率調査-(2014/米)
https://goo.gl/Xko6om


▼手動で行うことの煩雑さ

【手作業による作業時間の目安】 約3時間

上記の分析は、各種データを収集して、手作業で行うことも可能です。

しかし、先述の通り、自社サイト・複数の競合サイトの順位データを取り、集計を行って、グラフを作成する作業は、慣れていても数時間はかかるでしょう。

この他、改めて順位チェックツールで順位データを取得する場合には、キーワード数に応じたデータ収集時間が必要になります。

こうなると、なかなか思い立った時に行うことはできません。また他部署や経営層へのプレゼンのため急きょ必要になっても、タイトなスケジュール、他の多くの業務の中でやらなくてはならず非常に重い作業になってしまいます。

こうした場合に、取り得る方策は主に下記の3つがあるでしょう

  1.  社内:自分で何とか対応する/Excelに習熟したメンバーに依頼する
  2.  社外:SEOコンサルティングサービスなどを活用し、アウトソースする
  3.  ツール:エンタープライズSEOプラットフォームを活用して、自動化する

 当然、1、2の方法もあるのですが、人員・リソースが限られている場合はなかなか選択しづらいものがあります。今回は3のツールを活用した解決法をご紹介します。


▼業務分析をツールでアシストする

【seoClarityによる作業時間】45秒

seoClarityなど、大規模サイトのSEOに関するデータを管理する“エンタープライズSEOプラットフォーム”では、自動的に分析しグラフに描き出してくれる“ウィジェット”と呼ばれるモジュールが数多く収録されています。

今回の分析もseoClarityの競合分析機能の中に既にモジュール化されており、すぐに確認・分析することが可能です。私がログインして、その表示項目にアクセスし、グラフが表示されるまで、わずか45秒しかかかりませんでした。

重要なのはデータを分析し、どう取り組むかを導き出すプロセスです。少ない人数のSEOチームで大規模サイトを効果的に運用していく上で、こういうアプローチもある、と言うことを頭の片隅に置いていただけたらと思います。


<SEO戦略の見直しにツールを使うメリット>

  • わずか45秒で出力できる!⇒圧倒的な業務短縮・業務効率化につながります
  • データ収集作業の自動化 ⇒ 改めてデータを取得する作業が不要に
  • 多様な分析の自動化 ⇒ SEOに有用な分析モジュールをすぐ活用できる
  • 担当者は結果の読み解きとそれに基づく戦略立案に集中できる
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▼本格的にSEO関連業務の仕組みを変えたいという皆さま

 大規模サイトを運用している数多くの大企業が、エンタープライズSEOプラットフォームを活用し、効率よく業務を行い生産性の向上を実現しています。弊社でもインハウスでSEOに取り組む企業の皆様のツール活用をご支援しています。

本記事の内容にご興味をお持ちの皆様、ぜひお問い合わせください。

・seoClarityのご紹介

https://www.crossfinity.co.jp/seoclarity/

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